コロナが蔓延してキャンプがとても人気になってきていますね。
家族で行くファミリーキャンプ、友人と行くグループキャンプなど様々な楽しみ方があります。
中でも『ソロキャンプ』に興味を持っている方もいると思います。
しかし、ソロキャンプに最適なテント選びって悩みますよね?
私も今年から『ソロキャンプにやりたい!』と思い立ち、かなり悩みながらテントを購入しました。
ソロキャンプにおススメなのが、今回紹介するテンマクデザインの『パンダシリーズ』というテントです。
テントを購入してから、半年ほど。10回ほど使用していますがとても満足しています。
この記事で分かる事
- テンマクデザインについて
- パンダシリーズについて
- パンダが初心者におすすめな理由
- パンダのデメリット
- まとめ
テンマクデザインについて
引用元 https://apparel.tent-mark.com/
テンマクデザインは全国展開している、アウトドア製品専門店『WILD-1』のオリジナルブランドです。
「今のニーズを具現化するもの」
「これからのニーズを生み出すもの」
この二つの開発コンセプトをバランスよくそして皆様が想像する以上の商品を
適正な価格でお届けしていきたい。
というコンセプトのもと様々な製品を発売しています。
機能性、デザイン、価格の3つを絶妙なバランスで発売しているブランドです。
機能性を重視するとデザインが微妙になってしまったり、デザインを重視すると機能性が良くなかったりという事がありますが
テンマクデザインはいい感じな所を突いてくる製品が多く、初心者からベテランまで幅広く支持されています。
店舗も全国に展開してあり、敷地も広くキャンプ用品も豊富に揃っていますので、ちょっとでも興味がある方は実際に行って見る事をおススメします。
パンダシリーズについて
引用元 https://www.tent-mark.com/campanda/
パンダシリーズの特徴
テンマクデザインからは『パンダ〇〇』というシリーズが販売されています。
最初の発売は2014年。女子キャンプの火付け役、『こいしゆうか』さんが開発に参加し誕生しました。
見た目のかわいらしさと、手頃な価格で人気になっています。
全て『ワンポールテント』という形で設営と撤収がとにかく楽です。
生地やスカートの有無によって以下のように区分され販売されています。
- パンダ(スタンダードタイブ、テント生地ナイロン&ポリエステル)
- パンダライト(パンダより軽量化、テント生地ナイロン&ポリエステル)
- パンダTC(テント生地がTC素材)
- パンダTC+(テント生地がTC素材にスカートあり)
- パンダVC+(テント生地がVC素材、スカートあり)
テンマクのコンセプトにある通り、キャンパーのニーズに対して定期的に新しいテントが発売されています。
パンダシリーズの詳細
下の表がパンダシリーズの詳細になります。現在販売終了している物もあります。
個人的におすすめなものに『◎』を付けています。
パンダ | パンダライト | パンダTC | パンダTC+ | パンダVC+ | |
---|---|---|---|---|---|
発売日 | 2014年(初期型) 2019年~(リニューアル後) | 2019年10月 | 2017年10月 ※現在は生産終了 | 2020年6月 | 2020年10月 |
色 | 赤 | 緑 | ベージュ | ベージュ | 白 |
サイズ(㎜) 縦×横×高さ | 2,400×2,400×1500 | 2,700×2,700×1,700 | 2,700×2,700×1,700 | 2,700×2,700×1,700 | 2,700×2,700×1,700 |
重さ(㎏) | 2.26 | 1.94 | 5.44 | 6.29 | 6.29 |
フライシート材剤 | 40Dリップストップナイロン (PUシリコンコーティグ) | 40Dリップストップナイロン (PUシリコンコーティグ) | ポリエステル65% コットン35%(撥水加工) | コットン混紡生地(TC)ポリエステル65% コットン35%(撥水加工) | コットン混紡生地(TC)ポリエステル40% コットン60%(撥水加工) | コットン混紡生地(VC)
インナー素材 | 68Dポリエステルタフタ (PUコーティング) | ポリエステルタフタ68D (PUコーティング) | ポリエステルタフタ68D (PUコーティング) | ポリエステルタフタ68D (PUコーティング) | ポリエステルタフタ68D (PUコーティング) |
スカートの有無 | 無 | 無 | 無 | 有 | 有 |
公式サイト価格 (税込み) | 22,300円 | 25,080円 | 販売終了 | 34,980円 | 販売終了 |
購入する | 購入する | 購入する |
重量で選ぶなら『パンダライト』です。スカートはついていないし、ポリエステル素材のため近くで焚火はできませんが
ちょっと離れたところでやればいいだけです。価格も安く初心者ソロ向けと言っていいでしょう。
近くで焚火もしたい!という方には『パンダTC+』がおススメです。TC素材のため火に強く安心して焚火を楽しめます。
スカート付きで虫の侵入も防げますし、気温が低い時には冷気の入り込みも防止できます。
工夫次第ではテント内で薪ストーブも使用できるようです。
フライシートの材質による違い
テントの外側の部分を『フライシート』と言いますが材質によって大きな違いがあります。
ポリエステル
ポリエステルはテント生地の中で、最もスタンダードな素材です。
紫外線にも強く、劣化しにくいのと吸水性が低いため、雨にも強いです。
濡れた後のテントを放置してカビが生えるなんて事もまずありません。
値段も安く手頃ですが、火や熱に弱いため焚火の近くで使用してしまうと
火の粉が飛び、テントに穴が開いてしまうので注意が必要です。
ナイロン
ナイロンは非常に軽いのが最大の特徴です。ポリエステルに比べてもの軽く柔軟性があります。
紫外線に対してはあまり強くありません。紫外線加工されていないものは変色したりしてしまいます。
耐水性はかなり高く、濡れてもすぐに乾くので山岳系のテントに多く使用されている傾向があります。
火や熱には強くない為、焚火の近くでは使用できません。
値段も他の生地に比べて、高くなる傾向にあります。
コットン
コットンは天然素材である為、自然な見た目や質感が魅力です。
自然な見た目でキャンプ場内の景色にも溶け込みやすく、見た目もおしゃれです。
しかし、耐水性は良いとは言えず水分を含むと繊維が膨張して水を防ぎますが乾きにくいのがデメリットです。
使用後にしっかり乾燥させないとカビが生えてしまうという事もあります。
火や熱に対しては強く、多少の火の粉ならテントに穴が開くなんてことはありません。
安心してテントの近くで焚火や料理することができます。
ポリコットン(TC、VCと略されることもあり)
現在のキャンプシーンで流行している素材です。
コットン混紡素材と呼ばれるもので、ポリエステルとコットンを混ぜた素材になります。
速乾性と耐久性のポリエステルの特徴と、通気性や吸湿性に優れたコットンの特徴を
合わせた素材のため優秀な生地と言えます。
生地自体が厚いため、作り出す影が濃く遮光性も高いのが特徴です。
もちろん火や熱にも強いので安心してテント近くで焚火ができます。
価格は高くなってしまいますが、他のメーカーと比べるとテンマクデザインでは
非常に安価な値段で販売されています。
現在の人気はTC素材ですね。
私も使用していますが、朝起きた時の幕内の結露が全くありません!
パンダが初心者におススメな理由
一番のおすすめな理由は設営が非常に簡単な事です。
YouTube等でも多くの動画が出回っていますが、10分もあれば初心者の方でも設営できます。
もちろん女性の方でも簡単に設営できます。
テントを固定する『ペグ』も4本打つだけ。立ち上げるための『ポール』も一本だけです。
キャンプをした事のない人で一番不安な『設営』と『撤収』が簡単にできてしまうっていうのは大きな魅力です。
私もデビュー戦は不安でしたが拍子抜けするほど簡単に設営できました。
設営の仕方を下のページで分かり易く説明しています!
パンダのデメリット
完璧なテントなどありませんから、パンダにもデメリットはあります。
それは『前室が無い』という事です。前室というのは上の写真のように荷物を置いたり、雨や日差しを避けたりするスペースの事です。
そのため、パンダ単体でキャンプに行って雨が降ってきたりすると、テントの中にこもるしかない状況になってしまいます。
タープと連結させることにより、デメリットも解消できます!
下のページで分かり易く説明しています!
まとめ
パンダの魅力をまとめると
- ソロに最適な大きさ
- 設営、撤収が超簡単!
- 流行のTC生地でも価格が安い
- 様々なオプションパーツが豊富でアレンジ自在
デメリットでも紹介した『前室が無い』問題に関してもタープを接続すれば解決できます!
下の写真は、私が使用している『パンダTC+』と『ムササビタープ』を接続したものです。
手間は掛かりますが、こうすることによって前室を確保できて更にタープも『TC素材』なのでタープ下で焚火するなんてことも可能になります。
ぜひ皆さんも、購入してみてください。